はかま滝オートキャンプ場

最終訪問月：2009年8月

現地レポート

はかま滝オートキャンプ場とは

旧戸田村が運営していたキャンプ場を、沼津市に合併後、市営として運営しています。
一般的に市営のキャンプ場は、「施設は整ってないけど、とにかく安い」というキャンプ場が多い中、はかま滝オートキャンプ場は、民間の施設にもひけをとらない立派な施設でした。

キャンプ場中央を流れる小川の東西に、区画エリアが点在し、各サイトには、電源・水道（洗い場含む）が完備されています。ただ、個々の区画がかなり狭く大型のタープをテントと別に張るのは難しいかもしれません。「はかま滝」の名のとおり、キャンプ場北側には、滝があり涼感あふれるキャンプ場です。

アクセス

東名高速・沼津I.C.からおよそ車で43km（54分）ほどに位置しています。
場所は、伊豆半島の北西で、海岸からおよそ10kmです。

料金

1区画5,500円です。電源の利用の有無にかかわらず同一の料金の様です。レンタル品も充実しています。
ソロ向けの料金設定（2,200円／1泊）もあるので、二輪のソロキャンパーにもおすすめです。

キャンプサイト

全部で14区画あります。区画は山の斜面を切り出して作っていますので、大きさ、形は様々です。
各サイトは斜面を段々畑のように整地してあります。全体的にかなり狭いので、1区画にはテント、タープ（大型ではないもの）が1張づつが限界です。
区画によってはテントのほかは立てることができない場合もあるかと思いますので、ご注意ください。また、個々の区画には木製のデッキに洗い場がついており、調理場として利用できます。

土は、一般的な土であり固くも、やわらかくもないと思います。ただ、狭いので、斜面や、木にロープをくくりつける場面も考えられるのでそのあたりの準備（ロープや木をいためないための段ボールなど）もあれば便利です。

施設

管理棟と管理棟の2階に談話室、トイレ、コインシャワー、コインランドリー（一部故障？）があります。 コインシャワーは3分200円です。近くの道の駅くるら戸田という壱の湯温泉があり、そちらでの入浴がおすすめ。

ごみは生ゴミのみ捨てることができます。その他のゴミは、持ち帰りです。
キャンプ場中心を流れる小川では、マスを釣ることができます。竿はレンタルしており（竿の持ち込み禁止）3匹まで釣ることができます。とっっっっても簡単につれるので、釣りがはじめての方も楽しめます。釣った魚は、腹を出して塩焼きにして美味しくいただきました。マスはバターでホイル焼きにしても美味です。

まとめ

8月上旬に行ったのですが、なにより虫が多いこと多いこと。
虫の中には嫌われ者もいますが、子供たちが大好きなクワガタやカブト虫もたくさんいます。 私達は虫をとるつもりはなかったのですが、なにもしなくてもランタンにクワガタが飛んできたり、木を見上げると樹液があるらしいところに、クワガタやカブト虫がいるのが簡単に見つけることができます。
久しぶりに屋外でクワガタを見つけたら、子供のころと変わらず「うきうき」したのは男の性（さが）というものでしょうか。

刺される虫も多いので、必ず虫よけや万一の薬も必ず持参しましょう。特にお子さんがいる場合は、十分な準備が必須です。

朝方（早朝）テントで寝ていたら、「ドンドン」と地響きがしたのでびっくりして起きたら、子供たちが木に蹴りをいれ、落ちてきた虫たちをとっていました。「頼むからもう少し離れた木でとってくれ！」と心の奥で叫びました。
全体的には、区画が狭いのが難点ですが、設備も良く整い、清潔ですのでファミリーキャンプにおすすめできます。