ふもとっぱら

最終訪問月：2018年8月

現地レポート

ふもとっぱらとは

静岡県を代表するキャンプ場の1つともいえるふもとっぱら。様々なイベントやアニメの舞台にもなり名が知られています。

あまりに広大なので、北海道の牧場かと勘違いしてしまいそうな程広いです。全面フリーサイトで細かい区分けなく、広大な広場に自由にテントを設営することができます。 Lager管理人も2008年に最初にキャンプをしてから5回ほどお邪魔したキャンプ場で、「困ったらふもとっぱら」的な位置になっています。

東側に雄大な富士山を望み、西側には毛無山（けなしやま）があり登山やハイキングも楽しめるスポットです。

入場時、通常はそのまま受付で手続きをしますが、繁忙期は一旦山中の迂回ルートで待機する場合もあります。

料金

テント1張3,500円です。かなり良心的な価格設定ですね。以前はゴミはすべて持ち帰りでしたが、分別して廃棄ができるようになりました。

料金は何度か改訂され2019年10月からは家族4人（大人2名+小学生2名／1泊）で5,000円です。

キャンプサイト

管理棟側に芝生のエリアがあり、トイレ、炊事場も近い事から人気のエリアです。ただ、それほど大きいエリアではないので、張れるテント数は限られます。また、この芝生のエリアで小川キャンパル主催のイベントが10月に行われました。
芝生以外のエリアは、比較的柔らかい土のエリアです。ペグも打ちやすく、設営で困ることはないでしょう。オートキャンプ場ですので車も自由に乗り入れることができます。（芝生のエリアは×）

施設

管理棟、炊事棟、宿泊施設、トイレ（水洗）、入浴施設があります。炊事棟は1ヶ所あり、敷地があまりに広大なため、所々に水道が引いてあります。 トイレも2ヶ所（管理棟横のトイレと、仮説トイレ）のみですので、東側に設営すればするほど遠くなります。トイレの清潔度は並以下です。女性は多少覚悟した方がよいでしょう。

2019年7月に草原中央トイレが完成し、洋式の水洗トイレ「トレーラートイレ」も配置されていますので、以前より随分水回りは快適になりました。

お風呂

ふもっとっぱらにも入浴施設はありますが、大浴場の開放日が決まっており、団体さんや繁忙期以外はあまり解放されていません。

近隣にいくつか日帰り温泉がありますので、そちらを利用するのも良いです。

おすすめは距離的にも近い「あさぎり温泉　風の湯」。17:00～は料金も600円／大人と手ごろになります。その他、山梨川に「富士眺望の湯 ゆらり」、富士宮に「富嶽温泉 花の湯」がありますが、いずれも遠いです。

下記アクセスの地図内に温泉がマークしてありますので、ご参考にしてください。

アクセス＆入浴施設

新東名新富士I.C.から北へ28km車でおよそ35分。
前回利用した「富士オートキャンプ場ふもと村」すぐ東側です。

遊び

キャンプ場内にシープドッグの練習用の羊がいます。羊は、柵の中ですが、自生している草をえさとしてあげることができますので、小さいお子様は非常に喜ばれるでしょう。また、毛無山という山があり、登山目的の方も多くいらっしゃいます。
セグウェイの体験ツアーなどの企画も積極的に行われています。

まとめ

富士山という魅力を抜きにすると、キャンプ場としての施設の充実度は低く、清潔度も高くはありません。（追記：2010年代後半からは非常に改善されています。）
ただ、細かい事は、すべて目をつぶってしまうほど、富士山の魅力に引き込まれます。静岡生まれ、静岡育ちで自宅から富士山が望める環境にいた私でも、その雄大さには圧倒され、テントをはって、富士山を見ながらコーヒーを飲むだけでも十二分にふもとっぱらを訪れる意味があります。

また、牛舎と思われる建物や、農機具、小川、池等が非常に雰囲気をもって佇んでおり、子供の頃に見た童話のワンシーンのような景色が広がっています。
施設が充実というキャンプ場ではありませんが、この開放感と、眼前の富士山は何者にもかえられない充足感があります。

繁忙期は一部イモ洗い状態になってしまうので、できれは初秋や春先など少し余裕のある時期がおすすめ。天候に恵まれると最高です！